積読解消中
C++の高速化を勉強したくて衝動買い。
Accelerated C++―効率的なプログラミングのための新しい定跡 (C++ In Depth Series)
- 作者: アンドリューコーニグ,バーバラ・E.ムー,Andrew Koenig,Barbara E. Moo,小林健一郎
- 出版社/メーカー: ピアソンエデュケーション
- 発売日: 2001/12
- メディア: 単行本
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サブタイトルの、「効率的なプログラミングのための新しい定跡」を
( ( (効率的な)(プログラミング) )(のための) )( (新しい)(定跡) )
と構文解析したのだが、
(効率的な)( ( (プログラミング)(のための) )( (新しい)(定跡) ) )
であったというわけ。日本語難しい。parserの精度が上がらんわけだ。人間でも間違うんだから。
"効率的なプログラミング"のための"新しい定跡"ではなく、
効率的な、プログラミングのための新しい定跡、すなわち新C++プログラミング教材。
ぬはー。初心者教本かい。専門書はジャケ買いすべきではない。
とりあえずさっと目を通してみる。
スタンフォードで実績のあるプログラミングの授業内容のまとめらしい。
1週間の集中講義の内容だそうで、スタンフォードの人は頭がマジでいいんだなぁと思う今日この頃。プログラミング未経験者がこの本1週間で通せるのか。
感想。今の時代の初心者教本はこんなにSTLわっしょいなのか。今昔の感がありますな。
最後のほうではallocator周りの話題まで出ているので、必要になったらちゃんと読もうかと思うものの、小さなプロジェクトをどんどん拡張していくという形の内容なので他の本でつまみ食いしたほうがよいな。特に新しい発見もなし。
初心者にとって、学ぶルートはとてもよいと思います。徐々にプロジェクトを拡大しつつ、色々学んでいき、結果も目で見える。でも、文章がわかりにくすぎるし回りくどすぎるので、あまり初心者にお勧めしたいとは思いません。学者脳な人には最適かと。
あと、ちょっと翻訳が良くない気がする。
半開区間[a, b)のことを「半分開いた範囲」と書いてしまうのはまあ、初心者向けの本ってことで意訳したのかな?ということでそこはよいですが、
「普変な表明」、「ループの不変量」といった、もう少し言い方があるだろうなぁというような部分がいくつか散見されました。いいたいことがわかりにくくて何度か読み返してしまいました。
ピアソンの本はそういうこと多い気がする…えらそうですみません。
じゃあ自分ならどう書く?といわれても困ります。初心者にそれほど重要でない部分だから丸ごと消してしまうくらいですか。すみません。
ところで今Androidのコンパイルでつまっています。Ubuntu on VMでコンパイルしているんですが、あっちこっちからエラーが。んー。こういう世界もあるんだねー。難しいわー。