バグのデータベースとか

 バグトラッキングシステムをお使いの皆様方こんばんわ。
唐突ですが、失敗知識データベースってご存知でしょうか。
たしか、科学技術関連の雑多な「失敗」をデータベースとして管理公開して、
みんなで教訓を共有しようぜ!というプロジェクトだったと思います(うろ覚え)
どうもこのサービスは終了が決定しまったようですが。

 最初は面白くて色々とみて、へーへー言っていたのですが、だんだん飽きてきてすぐに見なくなった覚えがあります。


 こういうのが、「バグ」に対してあってもいい。いやむしろあるべきだと思います。



 前述のDBにはコンピュータで起こった過去の失敗事例というものが入っていますが、
かなり具体的な、個別のインスタンスの事例と実際の対策であって、もちろん有用と思いますが、もう一歩踏み込みたいところです。


 すなわち、問題をより抽象化し、デザインパターンならぬバグパターンのようなものを考えて、みてはどうだろうか。
デザインパターンというと数はそんなに無いけど、バグパターンだったらわりと数ありそうなのでDBとして蓄積し、それを共有財産にしてはどうだろうかという感じです。
もちろん、数が少ないなら、4人集まって本を出せばいいと思います。


 とずっと思っていたんですが、本日その道では有名な人の講演を受けたら、
似たようなことを考えていて、それなりにきちんと作っているそうな。
僕のぼんやり思っていたものに比べ、断然かっちりしていて、差異はあれど、それはそれで。
すごい人っているのね。



 と、ここまで書いて、たった今ググったら、バグ・パターンという言葉自体がすでに言っている人いるし。
これ。


アンチ・パターンまでは知っていたけれど、これは。
記事で扱っているターゲットの粒度は僕の考えているものと少し違うけど、これはこれで。


こういうことがあると、自分の考えは正しいという気になれる一方で、
自分ごときが思いつくことはもう誰かが思いついているのだと、ちょっと寂しくなる。