HTML5の仕様書を見て歳を感じる

 HTML3.2の頃を知る身としては、隔世の感があると本当に思う次第です。
世間はcanvasだvideoだと賑やかですが、個人的には廃止になった機能に目がいきます。

 HTML5のobsolete項を見ると、レイアウト系のattributeが結構削られています。
特に、table系要素のalign/valign等が削られているのを見ると、意地でもテーブルレイアウトの時代を終わらせるぜ、CSS万歳!という気概が感じ取れます。
 また、レイアウトとは違うけど、bodyのbgcolorやbody/tableのbackgroundが削られていたりします。
レガシーな人間としては、「うお、マジッスか!」と嫌でも思う。
CSSがあるのに必要かと言われると、全然、ですが。


 で、今回の(廃止の)ハイライトは、frame/frameset, marqueeタグでしょう。


 かつてHTML覚えたての人の作ったダサダサなページの見本といえば、
無意味なframe、謎のmarquee、どこかで拾ってきた鬱陶しいjavascriptというのが相場でした(勝手にそう思っている)。
javascriptは世界を席巻しましたが、われらがframeとmarqueeはあえなく時代遅れとなりました。合掌。


 蛇足ですが…


 そんな風に名指しで「使うなよ!」といわれちゃってるmarqueeタグなんですけど、地味にHTML401の仕様ではないんですね。
IEの独自実装を他ブラウザがパクったもの、だったはず。
 それなのにもかかわらず、わざわざ新しい仕様が「marquee廃止ね」って言うのは、何なのお前。何様よ?といいたくなりますね。なりませんか。そうですか。


 ま、使いたきゃ使えるんですけどね、frameもiframeで何とかできるし、
marqueeはCSS3に移っただけだしね。